私はブログ担当の
きららです。
私は現在、情報科の教員をしていますが、以前はSEとして働いていました。
私自身も“スマホ世代”に近い感覚で育ってきました。
正直なところ、
というイメージを自然と持っていました。
スマホやSNSに囲まれて育った世代ですし、デジタル機器には強いはずだと思っていたのです。
ですが、教員になってから、その認識は少し変わりました。
情報の授業をしていると、タイピング速度の差に驚かされます。
キーボードを見ずにスラスラ入力し、ショートカットキーまで自然に使いこなす生徒もいます。
その一方で…
| ローマ字入力に苦戦する | 「shi」「tsu」などで止まる |
| DeleteとBackspaceの違いが分からない | 消したい文字が消えず混乱する |
| キーボードを1文字ずつ確認する | 入力にかなり時間がかかる |
もちろん、どちらが良い・悪いという話ではありません。
特に印象的なのは、
というケースです。
フリック入力では驚くほど速く文章を打てる生徒でも、PCになると…
| ローマ字表を頭の中で確認する |
| キーボードを探しながら入力する |
| 小文字や記号で止まる |
以前は、
というイメージがありました。
ですが実際には、
なのだと感じます。
この背景には、やはりスマホ中心の生活があるように感じます。
今の高校生は、生まれた時からスマホやタブレットが身近にある世代です。
| 文字入力はフリック入力 |
| アプリは直感的に操作 |
| 写真や動画が中心 |
| ファイル管理をほとんど意識しない |
SE時代は、
そのものが、デジタルスキルの中心でした。
しかし今は、
のほうが、より身近な“デジタル力”になっています。
“慣れてきたデジタル環境そのものが違う”
のだと思います。
授業中にも、時代の変化を感じる瞬間があります。
| 授業中によくあること |
|---|
| 「保存しました」と表示されても、どこに保存されたか分からない |
| ダウンロードフォルダを開いたことがない |
| Google検索よりTikTok検索のほうが自然 |
| USBメモリを初めて見る |
昔であれば、
で通っていた感覚が、今はかなり変わってきているように感じます。
タイピングが苦手だからといって、デジタルに弱いわけではありません。
むしろ今の高校生は、
| SNSの感覚が鋭い |
| 新しいアプリへの適応が早い |
| UIを直感的に理解する力が高い |
と感じる場面が本当に多くあります。
こちらが説明する前に、感覚的に使い方を理解していることも少なくありません。
“育ってきたデジタル環境が違う”
ということなのだと思います。
最近は、AI活用やデジタル教育という言葉をよく耳にします。
もちろん、それらはこれからさらに重要になっていくと思います。
ですがその前に、
も、改めて大切なのではないかと感じています。
タイピングは、単なる入力作業ではありません。
自分の考えを整理し、言葉として外に出すための“道具”でもあります。
だからこそ情報の授業では、ただ操作方法を教えるだけではなく、
を育てていきたいと、感じています。
